Psykelopedia

サイケデリックトランスやゴアトランスの曲やアーティストをおすすめします。

メロディーとリズムの決定打者【Stayos】

どうもPsykeです。さて今回はついにStayosを紹介します。今私が最も推したいアーティストですね。

 

Stayosについて

StayosはStav AzizovとYossi Osipovの二人によるユニット*1で、名前の頭文字をとってStayosです。プログレッシブサイケでは抜群のうまさを誇るアーティストで、2019年2020年の個人的オススメトラックNo.1です。

Stayosは堅実なオフビートからマグネティック*2なスタイルまで多様な作品を多くリリースしていますが、特筆すべきはボーカルエディットを主体とした”決定力”ですね。サビ手前からのメロディーの出現のさせ方も他のアーティストと比べても格段にうまく、必ずと言っていいほど曲のどこかに決めにきている箇所があります。現代プログレッシブサイケの決定打と言っても過言ではない、Vini ViciやInfected Mushroomに匹敵する才能と呼んで差し支えないと思っています。各曲で毎回違う才能を獲得・発揮している印象を与えます。ぜひ曲を聴いてみてください!

 

Bubble & Stayos - Search Yourself

弦楽器が得意なBubbleとボーカル加工で中毒性の高いリズムを作り出すStayos、聴く前から相当期待していました。その期待を上回るメランコリックで素晴らしい一作でした。サイケでは二箇所サビを設け二回目を本命にするのが普通ですが、この曲では二回目が控えめかつめちゃくちゃお洒落です。コロナの閉塞感に対する処方箋としてのミドル系プログレのベストです。

 

Stayos - Melosoul

重い低音を用いたオフビートサイケでもそのメロディー力を発揮することができる稀有なアーティストとして、Day Dinに並んで私の中でStayosが地位を獲得するきっかけとなった作品です。キックが強くなりがちなオフビートですが、こちらの作品はその縛りの中で独特な浮遊感を発揮したオフビートトランスです。4:30から始まるメロディーは全盛期ゴアトランスを想起させる有機性と滑らかさを持っていて親しみを覚えます

 

Flexus & Estefano Haze & Stayos - Adventure

メランコリックな作風を得意としよくコラボしているFlexusとEstefano HazeにStayosが加わった作品。最初に紹介したBubbleの作品と同様、これもまた、全員の良さが全面的に解放されためちゃくちゃ美味しいコラボ作品です。全体的なメロディーはFlexusとEstefano Hazeらしいですが、所々のブレイク処理にはStayosの痕跡が見て取れます。特に5:10過ぎからの展開の滑らかさは見事としか言いようがないですね。これこそミドル系に求める空気感です。

 

Stayos - Red Alert

マグネティックサイケ的な方向に振り切った、太いベースと深いキックを用いた強烈な作品です。他のところでは聴いたことのない独自スタイルを構築してしまった印象を受けます。4:20過ぎからの再展開のところで、これはもう買わざるを得ないなと感じてしまいました。イントロで弦楽器を使用しているあたり、Bubbleの影響を感じますね。

 

Stayosは作品数も多く、良い作品全てをこの記事に収めることはできません。既に相当レベルの高い作品を数多く出していますから、可能であれば、それがアルバムとして構成された時、一体どういうものができるのか、この耳で確かめてみたいものです。

 

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