最新曲！2021年6月編
どうもどうもPsykeです。6月のリリースをレビューしていきます。
まずは女性アーティストSUNの新作シングルAuroraです。色彩豊かに変化していく光の波のような優しいメロディー性が気持ちいい一作になっています。ReverseやFertile、Static Movementのような女性的な作風が好きで新作を追っていますが、昨年のデビューアルバムリリース以降、レベルを上げてきているような気がしますね。
お次はKalkiやIKØN・Speciesなどかっこいいミドル系サイケに特化したTechSafari Recordsより、Polaris - Icarusです。時間のように容赦なく進むベースラインに相対して、フルオン的なメロディーラインにモジュレーションを与えて少しブレーキをかけたような、絶妙な速度感の作品です。
次はKlopfgeister - Instant Summer。SuduayaのリミックスとセットでリリースされたEPの、原作の方になります。10年以上前のリリースとのことですが、今も引けをとらないクオリティーです。厚みのある低音域が生み出す滑らかさと断片的なメロディーと効果音、両者が高めあっています。
次はCortex vs The Quasars - Sky riders。この作品を選んだ理由は3:30頃のメロディーと5分過ぎからの展開ですね。哀と楽が混合したような中性的な音が好みです。Boundless Recordsからは結構、こういうツボを的確に押してくる作品が出ているので、こういう痺れる新作が出るたびに元気が出ますね。
最後はSub6 - Wasteです。安定して強烈な低音を用いるアーティストの印象ですが、今回もそこから外れてはいません。音の四角さと歯切れの良さで繋いでいく一方で4:30~5:30付近では妙にパッドを充実させていて、緩急つけた仕上がりが面白いです。
