Psykelopedia

サイケデリックトランスやゴアトランスの曲やアーティストをおすすめします。

全力でオススメするサイビエントアルバム6選!

どうも、Psykeです。

この記事は、このブログで紹介してきたサイビエントアルバムをまとめたものです。紹介-アルバムのカテゴリーで取り上げたアルバムのうち、サイビエントを抜き出しています。ブログの更新に合わせて、随時この記事も更新していきます。

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各アルバムの詳細な紹介を見出し下のリンク先の記事で書いていますので、ぜひ覗いていってください!

 

Subdream - Beacon (2018)

Subdream(サブドリーム)によるメロディックダウンテンポアルバムです。Subdreamはこれまでにいくつかのコンピレーションアルバムに登場していますが、ソロアルバムはこれが初かと思われます。

「Beacon」の特徴は、清潔感のある壮大なメロディー、ゴアのような動きのある上層音、そして主張しすぎない低音です。アンビエントと呼ぶにはキックが強すぎますが、十分すぎるリラクゼーション効果とゴアトランス的なノスタルジアがあります。激しいクセもなく、サイケ・ゴア・アンビエント好きの方全員にオススメできる作品です!

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Shpongle - Tales of the Inexpressible (2001)

Shpongleはイギリス出身のRaja RamとSimon Posfordの2人からなるユニット。Shpongleの作風はいずれのジャンルにも縛られておらず、異彩のオーラを放っています。格の違いを以ってサイケ界で不動の地位を築いているアーティストユニットの1つです。

Tales of the Inexpressibleは、2001年にリリースされたセカンドアルバム。「表現不可能な物語たち」という意味のアルバムタイトルですが、このアルバムを端的に表すと「何も表現していないけど、何かを表現している」というのが妥当かと私は思います。笛やギターを多用して表現される、有機的でねっとりとした非言語的・音楽のみで媒介可能な世界観が特徴的です。

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Daniel Roeth - Nothing Nobody Never (2018)

Daniel Roeth(ダニエル・ロース)は本名Roman Alexeev、ロシア出身のアーティストです。Koan(コアン)という非常に有名なサイケデリックトランスユニットのメンバーでもあります。

アルバムのタイトルからわかる通り、決して明るい曲の多いアルバムではありません。むしろ、圧倒的な陰鬱さ、永遠に脱出できないように感じられる深淵のメランコリー空間を体現した作品として仕上がっています。

Daniel RoethやKoanの曲の名前に登場する人名や神名は、調べても分からないようなマニアックなものばかり。このアルバムも例外ではありません。でもそれが彼らの世界観の独創性を高めている気がしていて、そこまで含めて作品としての表現の完成度が高いのかな、なんて思ったりします。

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Carbon Based Lifeforms - Refuge (2014)

映画「Refuge」は2013年公開、アメリカのホラーサスペンス映画。疫病の流行により無法地帯と化した世界に生きる主人公の三人家族。家の外は浮浪者やギャングが徘徊し、その襲撃に怯えながら、隠れるように生きている。ある日彼らは、安全地帯として機能する、とある館の噂を耳にする。危険を犯して、存在するかどうかも分からないその館を探しに出るか、それとも家にとどまるか。その究極の選択に向けて物語が冷酷に展開していく...映画の緊張感がよく演出されたアルバムです。

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Koan - When the Silence is Speaking(2009)

Koanは神話を題材にして数多くのアルバムをリリースしていますが、よく登場するのがギリシャ神話です。2009年にリリースされた「When the Silence is Speaking」は、2012年にリリースされた「Argonautica」と並んで、ギリシャ神話のシーンを表現した作品になっています。Koanは弦楽器を用いた有機的な上層メロディーが特徴でユニークなスタイルを確立していますが、この時期の作品で特に特徴的なのは膜状に張られた通奏低音で、それによって生み出される海、水の表現が特に映えます。

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Neuroq - Catharsis(2018)

Neuroq、本名Igor Mirgorodskiyは、ロシア出身のダウンテンポサイケを作るアーティストです。Catharsisは2018年にMicrocosmosからリリースされたNeuroqのファーストアルバムです。ダウンテンポサイケならではの船旅感がありますが、KoanやCarbon Based Lifeformsのような寒色・孤独系の雰囲気というより、温帯の海や温かい海流に抱かれるような表現力があるように感じられます。 

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