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暖流に包まれる海の旅【Neuroq - Catharsis】

どうもPsykeです。今回は最近入手したダウンテンポ作品の中では特にオススメの、Neuroq - Catharsisについて書いていきます!

 

Neuroq - Catharsisについて

Neuroq、本名Igor Mirgorodskiyは、ロシア出身のダウンテンポサイケを作るアーティストです。Catharsisは2018年にMicrocosmosからリリースされたNeuroqのファーストアルバム。ダウンテンポサイケならではの船旅感がありますが、寒色・孤独系の雰囲気というより温帯の海や温かい海流のような表現力があるように感じられます。

コロナウイルスの感染拡大で自宅に籠められているからこそ、孤独ではない、暖かい旅を経験されてはいかがでしょうか。

ではオススメの曲を紹介していきます!

 

Neuroq - Suggestion

キックと低音が強めに設計された、アルバムの中でも深海性が強い作品です。黒潮のような緩やかかつ強力な暖流が自分の周りを通り過ぎていく、そんな雰囲気を持っています。海流に乗っている間に、静謐な海、賑やかな海など、いろいろな海に出会っていくような変化もあります。あらゆる感情を抱擁し、その感情を肯定も否定もせずただ受け入れる・溶かす、不思議なオーラの虜になりました。

 

Neuroq - Eastern Grace

Suggestionが深海系の作品だとしたら、このEastern Graceは浅海のサンゴ礁といったところでしょうか。水の効果音のイントロから入り、控えめの低音に曲を通して一定のメロディーを乗せて滑らかに展開していきます。Suggestionほどの変化はなく、同じサンゴ礁の中にとどまり、その細部には生き物の小さな宇宙が広がっているような、サンゴ礁を俯瞰するイメージを作り出します。

 

Neuroq - Questions in Paradise

Astral Wavesに似たスタイルで、低音をあまり重視せず、中層・上層音で流動的なメランコリーを発現させていく流れです。3:40過ぎにキックを解放してメロディーを残しながらボーカルを散りばめて短いブレイクとし、4:40過ぎに点灯する揺れるメロディーで頂点を迎えます。今年聞いた作品の中でも抜群のクオリティーを誇るダウンテンポ作品でした。

 

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