Psykelopedia

サイケデリックトランスやゴアトランスの曲やアーティストをおすすめします。

全力でオススメするゴアトランストラック16選!

こんばんは、Psykeです。

今回は、私の特に好きなゴアトランストラック16個を集めてみました。特に初めてゴアトランスを聞く方は、是非この曲たちから聞いてみてください!

 

Indoor - Sweet Coming Home

私がIndoorを知るきっかけになった作品であると同時に、本格的にゴアトランスに惹かれるようになったきっかけの作品でもあります。ゴアトランスの中でも格別に上品で秀麗なメロディーが、少し引いたところで鳴らされる優しいベースラインに乗せて運ばれてきます。優しく滑らかな空間性が至高。私がそうであったように、聴いたら忘れられない作品ではないかと思います。

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The Muses Rapt - Spiritual Healing

Sweet Coming Homeに続き、非常にメランコリックな雰囲気を湛えた名曲がこちらです。ベースの音程変化に連動する素晴らしい上層音メロディーと、それをぶち壊すように乗せられたアシッドの破壊性の共演がとても魅力的です。トランスミュージックの1つの特徴として、泣かせにきているかどうか、という点が挙げられると思いますが、この曲ほど泣かせにきている作品には出会ったことがありません。

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Celestial Intelligence - Minding the Universe

Celestial Intelligenceはブチ上げ系のネオゴアトランスを大の得意とするアーティストです。低音から高音まで全音域を使いながら聴き手を包み込みつつ、鋭いキックとシンバルで進行力を担保します。この曲で特に魅力的なのは、まず1つに浅いところを転がるように設計された絶妙なベースライン。そしてもう1つは多層的で滑らかなメロディー展開です。特に2:55過ぎの変化には引き込まれると思います。

 

Katedra - Radiointerference

氷の世界に幽閉されているかのような浮遊感・冷涼感のある効果音から、空間に伝播する波状の効果音を付加。Radioninterferenceは電波干渉を意味しますが、この曲は、宇宙背景放射のような地球外電波、ただの自然ではない「何か」の存在を感じさせます。オールドスクールゴアの時代には演出できなかった、最新技術を駆使した空間性豊かな表現が、現代版のゴアトランスとして見事に昇華されています。

 

Jaia - Breathing Ocean

南の島の砂浜を連想させるアンビエントなイントロから、打ち寄せる波のような効果音スイープ、そしてその合間から徐々に顔を出してくる回転力のあるベースライン。海の波は力学的にいうと円形進行波ですが、その回転力をサイトランスのベースに翻訳して高品質なゴアトランスに仕上げてくれました。多彩な変化で聴き手を引き込んで放さない、非常に優れたアーティストです。これも間違いなく名作です。

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Trilithon - Synrise

1991年リリース、かなり初期のゴアトランスです。日の出の直前の瞬間を連想させる幻想的な雰囲気の中から、メロディーとベースラインが強制的に起動させられてきます。そこに強烈なキックが添加され、非常にエネルギッシュなオーラが徐々に現れてきます。日の出を意味するSunriseをもじったタイトルと曲の雰囲気の合致も抜群。一日の始めに聞いて、テンションを上げるのに使いたい一曲ですね。

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Antares - Aurora

キックとベースラインを重視した作品がゴアトランスには多いですが、中にはこの作品のように、充実した中音領域パッドによる深い空間性と爽やかで流動的なメロディー展開で、類を見ない高揚感を生み出しているゴアトランスもあります。一般的なサイトランスやゴアトランスと比べてキックが控えめで、夜空を自由に駆け巡るオーロラの美を色彩豊かに描き出す作品です。Antaresはこの作品を発表した当時はまだ10代後半で、ゴアトランス界隈では期待の新人という位置付けです。

 

Median Project - Heaven and Earth

この作品の特徴はなんといっても素晴らしい滑らかさを持ったベースラインです。1つ1つの音が主張しないにも関わらずベースラインが存在感を発揮しており、超高音域に鋭く切り込む上層音メロディーと相まって、まさに、天国と大地の奇跡の共演と呼ぶにふさわしい、ドラマチックな空間性を生み出します。そして大地の上、天空との間を滑空しているような気分を味わわせてくれます。

 

Man With No Name - Sugar Rush (Refined Mix)

上層の音が連続的に・有機的に変化していく性質の作品を柔らかい作品と呼ぶならば、Man With No Nameキックと低音で固めてくるタイプの作品は堅い作品と呼ぶべきでしょう。彼は、キックとベースで曲に確実な進行力を与えたところにメランコリックな上層音を載せた、独自のゴアトランススタイルを確立しています。この粘着力と堅さはクセになりますよ~。

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Asia 2001 - Orion 2

これまたゴアトランスの大御所の一人、Asia 2001の作品です。Man With No Nameと同じく堅さが特徴的なアーティストですが、曲の展開や変化はかなりプログレッシブで、聞いていて全く飽きないのが特徴になります。2015年リリースの作品ではありますが、メロディーデザインやサンプリングについても実にゴアトランスらしい色合いを保持しています。

 

Miranda - Planet Mars

サイケデリックトランスはベースラインのパターンが数個しかありませんが、ゴアトランスの頃にはまだそのような縛りはなく、Mirandaのこの作品のような多様なベースライン設計を楽しむことができます。ベースラインの刻むリズムと上層音のメロディーを一致させることで、このように強力な粘着力を生み出すことができます。メロディーは変えず効果を変えていくだけでここまでの表現が可能ということには毎回驚かされます。

 

Blue Planet Corporation - Alidade

こちらもまた非常にクリエイティブなベースラインを用いた作品です。最初はどのようなリズムで構成されているのかがはっきりとしませんが、メロディーや効果音が乗せられていくにつれて、徐々にリズムと展開が明らかになってくる、ミステリアスであると同時に精密な設計を感じさせる優れた作品です。メランコリーというよりは宇宙性を意識したスタイルもBlue Planet Corporationという名前ならではです。

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Centavra Project - Space Flight

アシッドが入ったある意味汚いメロディーを使うのがゴアトランスの1つの特徴でもありますが、綺麗なメロディーだけで仕上げてくるゴアトランスもあります。それがCentavra Projectのこちらの作品。全音域をフル活用して完璧な空間を作り上げ、聴き手を現実空間から切り離す。この完璧性もゴアトランスの醍醐味の1つだと思います。是非それをこの曲で体感してみてください。

 

Artifact303 - Contact

Centarva Projectと同じく全音域で攻めてくるアーティストです。先に紹介したCelestial Intelligenceの作品と同じく、朝に聞けば確実にテンションをぶち上げてくれるタイプの作品です。しかしそれと異なり、この曲の最大の特徴はなんといっても、ベースラインから始まりメロディーを徐々に現していく、序盤の圧倒的な加速力です。サイケよりの表現とすることで新しい威力が生まれています。

 

Zorba - El Dorado

Zorbaはサイケデリックトランスのアーティストとして有名なGMSエイリアスです。この作品は純粋なゴアトランスというよりはややサイケよりな仕上がりです。しかし、1:30過ぎから導入されるメロディーや悲壮感のあるボーカルサンプリングに関しては、ゴアトランス的な色合いが濃く出ていると思います。ベースラインの変化などのテクニックに関してはサイケ色も強く、二者を横断する作品ではないかと思います。

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Tandu - Alien Pump

キックから音を徐々に積み上げていくことで得られる確実なビルドアップ、そして、メロディー性を抑えた宇宙人的な不安定感のある上層効果音使い。Tanduの中身であるOfer DikovskyはOforiaやIndoorなどの他のプロジェクトでも共通して展開力と揚力が持ち味ですが、その展開力が存分に発揮されている作品と言えるでしょう。現在のサイケのアーティストも黙らせる才能です。

 

このようなまとめを書いたとはいえ、まだゴアトランスを掘り尽くした訳ではないので、特に素晴らしい作品が見つかり次第、ここに追加していこうと思います。

 

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