Psykelopedia

サイケデリックトランスやゴアトランスの曲やアーティストをおすすめします。

人のいない森の逍遥【Tottem】

どうもPsykeです。

サイケを聴き始めた頃はフォレストは一生理解できないと思っていたのですが、Petranに出会ってからそれが変わってきました。今回紹介するTottemは、そのPetranに匹敵するいいフォレストサイケを作るアーティストです。

 

Tottemについて

Tottem、本名Christopher Nedergaardは、スウェーデンのアーティストです*1。Discogsによれば2018年から作品をリリースしています*2

Tottemを知ったのはフォレストサイケの著名レーベルVisionary Shamanicsを掘っている時だったのですが、調べてみるとOvnimoon Recordsなどのレーベルでよりソフトなサイケも作っているようです。しかしやはり一番推したいのはPetranに匹敵する素晴らしいフォレスト作品。曲全体を通しての展開の滑らかさ、やりすぎない優しい音づかいが私のフェチに突き刺さりました。暴走する狂気の空間というよりは、人のいない散策路という感じの作風ではないでしょうか。

では、オススメの曲に参りましょう!

 

Tottem - Ass

私がTottemを好きになるきっかけになった作品です。動物や人の声を曲全体に散りばめ、肌寒いような生暖かいような、これぞまさにという感じの深層系フォレストサイケです。画一性が高いので、ダークサイケやフォレストサイケにはかなり厳しい評価を適用しちゃってますが、その難関(笑)を潜り抜けて私のコレクションに追加されています。

 

Tottem - Dance of the Winds

Assと同じくいい空間深度のあるフォレストサイケです。ベースラインの音程を変化させることで適度に変化を出しつつ、密林のような永遠性を感じさせながら悠々と曲を展開していきます。上層の音にはフォレストらしい捻れがありますが、風の精霊たちが踊っているような清楚さも感じられます。Petran - Moondanceにも通じるものがありますね。

 

Tottem - Sunna

最後に非フォレストの作品を一つ。Ovnimoon Recordsから出されている作品です。Son Kiteを連想させる滑らかな展開と柔らかい上昇が特徴的な、ネオゴア味のあるサイケデリックトランス。Tottemのフォレストを特徴付けているのもやはりこの滑らかさであることがわかります。フォレストとネオゴアでは大分違うようにも感じられますが、トランスの連続性という点ではやはり結びついていますね。

 

Petranの紹介、似た作風のアーティスト・アルバム

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