清楚寒色系メロディーを添えて【Hasche】
どうも、Psykeです。就活のスピード感に割と慣れてきました。予定の合間を縫ってブログを書くことが、いい息抜きになっています。
今回紹介するのは、まさにそんな時に挟むのにぴったりなサイケデリックトランスのアーティスト。フルオン的なタッチでありながら清楚な表現を実現するアーティスト、Hascheです。
- Hascheとは
- Ektoside - Dream Engineer (Hasche Remix)
- Hasche - Morning Stories
- Hasche - Footsteps
- Hasche好きの方にオススメのアーティスト
Hascheとは
Hasche(ハッシュ)、本名Janik Hascheは、ドイツ出身のアーティスト。2013年頃から作曲活動をしており、2016年頃からEPをリリースしたりパーティに参加したりするなど活動を本格化させている、若手のアーティストです。
メロディックフルオントランスに近い作風を持ったHascheですが、彼の作品で特徴的なのは、ネオゴアトランスを連想させる豊かな上層音、そして一般的なフルオントランスには見られない寒色系のオーラです。アシッド性はないものの、豊かに盛り付けられたメロディーでフルオンさながらの速度感を作り出します。また、ゴリゴリのフルオンとは異なり、メロディーに一定の冷涼感があり、サイケデリックな感傷を纏っています
それでは、オススメの曲を紹介していきます。
Ektoside - Dream Engineer (Hasche Remix)
透明感のある作風が特徴的なアーティストEktosideの作品のリミックスを手がけたもの。原曲では限られた部分でしか使われていないメロディーを曲全体に拡張。上層音の空間効果と連続的な変化にはネオゴア的な感性も感じられます。ブレイクやドロップに依存しない連続的な展開もまた、プログレッシブトランスというよりフルオントランスに近いと感じられる理由です。
Hasche - Morning Stories
こちらもまた非常に清楚な雰囲気を称えたメロディックフルオンです。Dream Engineerと同様、フルオンのような連続的な仕上がりでありながら、曲全体にやや寒色的な雰囲気を漂わせています。風景に例えるなら少し冷え込んだ後の爽やかな朝の風景、情景に例えるなら、朝、夢から覚めた時に感じられる一抹の喪失感といったような感じでしょうか。いずれにしても大変爽やかな作品です。
Hasche - Footsteps
去年リリースされたHascheのEP(最初のEPはSoundcloudで無料公開)。前半は上の2曲で見せたような連続的に変化する上層音は抑え、ややプログレッシブトランス的な仕上がりとしています。それでも後半ではメロディー力や寒色的な雰囲気を保っており、トレードマークサウンドをふんだんに活用。過度に低音に依存せず、上層音で世界観を作り出せるアーティストであることを証明しています。
2つ目に紹介したMorning Storiesを含む3曲入りのEPはSoundcloudで無料公開されています。気に入られた方はぜひチェックしてみて下さい!
Out of the Woods EP by Hasche | Janik Hasche | Free Listening on SoundCloud
Hasche好きの方にオススメのアーティスト