Psykelopedia

サイケデリックトランスやゴアトランスの曲やアーティストをおすすめします。

ネオゴアトランスへの招待【Mystery of Crystal Worlds】

どうも、Psykeです。今回はロシアに拠点を置くネオゴアトランスのレーベルGlobal Sectから2015年にリリースされた3枚組の大作を紹介します。

 

Mystery of Crystal Worldsについて

Global SectはSuntrip Recordsと並んで安定したクオリティーのネオゴアトランスをリリースしているレーベル。この「Mystery of Crystal Worlds」のコンピレーションには、Artifact303、Somnesia、Skarma、Filteria、Alienapia、Khetzal、Mindsphere、Morphic Resonanceなど、第一線で活躍するネオゴアの重鎮たちの作品が詰まっています。「Greenish emerald」「Crystal Worlds」「Endless Glade」の三枚、合計27曲、さらに壁紙とオリジナルの詩が揃った横断的な作品となっています。

このコンピレーションはBandcampでも入手できますが、ホームページから無料でも入手できます。

globalsect.ru

この中からオススメの曲を紹介していきます!

 

Katedra - Radiointerference

Katedraは2010年にデビューした新人。どちらかというとゆったりめの作品で個性を発揮していますが、このコンピに登場するRadiointerferenceには、いい速度があります。氷の世界に幽閉されているかのような浮遊感・冷涼感の中から、空間に伝播する波状の効果音を付加。Radioninterferenceは電波干渉を意味しますが、この曲は、宇宙背景放射のような地球外電波、ただの自然ではない「何か」の存在を感じさせます。

この曲はKatedraのデビューアルバムにも収録されています。

psytrance101.hatenablog.com

 

Centavra Project - Capsula

Celestial IntelligenceやPsy-H Projectなど、ネオゴアには超高音の鋭い音を好むアーティストも多いですが、のちに紹介するArtifact303と同様、Centavra Projectは中音域の扱い方がうまいアーティストです。中音域の存在によって曲の濃さと重さが増してきますから、IONO Music系のプログレッシブサイケが好きな方にも刺さると思います。あと2:25過ぎのメロディーの添加が好きすぎるんですよね。

 

Celestial Intelligence - Minding the Universe

アゲアゲのネオゴアトランスを得意とし、主にSuntrip Recordsで作品をリリースしているCelestial Intelligence。このトラックは彼らの作品の中でもピカイチのクオリティーだと思っています。浅いところで転がるベースラインと強いキックの生み出す進行力にとどまらず、上層音のメロディーの連続的な変化も含め、非常によくまとまっている作品です。永遠に終わらないでほしいと思えます。同じく収録されているInfinityも良いです。

 

Artifact303 - Tropical Sunset (Trance Dance Remix)

Artifact303も中音域の扱いがうまいアーティストで、速度感と高揚感のある作品からダウンテンポまでスタイルは網羅的です。この作品は、ビートは決して遅くはありませんが、メロディーも充実していてゆったりめに感じられるものです。激しく踊るというよりは優しく揺らされるような抱擁感のある、柔らかめの音使いが魅力的です。

 

Mystery of Crystal Worlds。網羅的でネオゴアへのイントロダクションとして素晴らしい作品なので、一度手にとってみてください!

 

その他、オススメのネオゴア

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