Psykelopedia

サイケデリックトランスやゴアトランスの曲やアーティストをおすすめします。

地上に降り立った天使【Jaïa - Blue Energy】

どうも、Psykeです。今回は、私が最も好きなゴアトランスアルバムトップ5には入るであろう、Blue Energyを紹介します。

 

Blue Energyについて

Jaïaはフランスに拠点を置いた二人組のユニットでした。Discogsによれば現在は一人で活動しているそうです。

1998年にリリースされたこのBlue Energyは、その名前とジャケットからも想像できる通り、海と空を感じさせます。空間的な深さを持たせつつ、北欧系プログレッシブサイケのようなボイド性は感じさせない、色のある空間を示してくれます。

どんなに落ち込んでもどんなに辛くても、自然ってやっぱり美しいと思うんです。Blue Energyは私にとって、人間の感性によって左右されることのない絶対的な美しさの存在を証明してくれている芸術作品です。

では、オススメの曲に参りましょう!

 

Jaïa - Breathing Ocean

南の島の砂浜を連想させるアンビエントなイントロから、打ち寄せる波のような効果音スイープ、そしてその合間から徐々に顔を出してくる回転力のあるベースライン。円形進行波の回転力をトランスのベースに翻訳して高品質なゴアトランスに仕上げてくれました。多彩な変化で聴き手を引き込んで放さない、優れたアーティストです。間違いなく名作です。

 

Jaïa - Maï Maï

オールドスクールゴアトランスの中でも屈指のクオリティーを誇る素晴らしい曲だと思います。冗談抜きでこれを聴いていると天使が降りてくるんじゃないかという気がしますね。6:30過ぎからの再点火の部分で勝利を強く引き寄せ、6:50からの上層のメロディーで勝利を絶対的にします。悲しさと多幸感の両方を同時に抱擁する超常的なものが降りてきます。「聴いて泣けそうかどうか」が良いトランスの評価基準なのですが、これが流れてきたら泣きますよ。

 

Jaïa - Brainstorm

ブレインストーミングという言葉がありますが、それを字面通りに取って脳内のカオスを表現したような作品です。変化と不安定性を盛り込んだ、これぞオールドスクールゴアという感じのトラックで、上の二つのトラックと比べてもエネルギッシュな仕上がりですが、この多彩さもまたJaïaの凄さの一つです。トライバルな仕上がりのものからエネルギッシュなもの、ダウンテンポまで、Jaïaは幅広く才能を発揮します。

 

Blue Energyやそれが含まれた二枚組のBlue Synergyはフィジカルリリースしかありません。デジタルでもリリースされて、より多くの人がこの芸術作品を楽しめるようになるといいですね。

 

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