Psykelopedia

サイケデリックトランスやゴアトランスの曲やアーティストをおすすめします。

迫り来る太陽【Trilithon】

サイトランスに浸ってきた自分としては、ゴアトランスに少々抵抗を感じます。サイトランスとゴアトランスはいろんな意味で異なるものだからです。

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ただ、その壁を悠々と乗り越えてきたアーティストがいました。今回紹介するのは、Trilithon!なんと、私が生まれる前の時代のアーティストです。

 

Trilithonとは?

Trilithon(トリリトン)は、ゴアトランスの著名アーティスト。1992年リリースのアルバム「Trance Dance 128」は、ゴアトランスの名盤とみなされているようです。私が生まれる前の作品なので、実感としてはその人気は分かりませんが、曲はめちゃくちゃかっこいいです。

語彙の無さが光りますが、彼の曲の特徴は、太陽のような全体力だと思います。

太陽は圧倒的な駆動力を持って空を移動していきます。日の出があれば日没があるように、希望と絶望の両方を司る主体でもあります。宗教とまではいきませんが、そういう全体的な威力を感じます。

ちなみにトリリトンとは、2つの巨石で1つの巨石を支えるテーブルのような構造物です。ストーンヘンジを想像していただければイメージはつかめるかと思います。

それでは、オススメ曲!

 

Trilithon - Synrise

夜明け前を連想させる幻想的な雰囲気の中から強制起動させられるベースライン。日の出を意味するSunriseをもじったタイトルと曲の雰囲気の合致も抜群です。一日の始めに聞いて、テンションを上げるのに使いたい一曲ですね。

youtu.be

 

Trilithon - Choice

Choiceというタイトル、そして女性コーラスのボーカルエディットの効果でしょうか。ともかく、雰囲気がベートーベンの「運命」に似ているという印象を受けました。ベースラインとドラムの強制的な進行力が、残酷に進んでいく時間を表しているように思えます。

youtu.be

 

Trilithon & Astral Projection - Burning Up

メロディーが綺麗な、フルオンに似た疾走感のある一曲。ゴアトランス色が強い上の二曲と比べると、この国は非常にモダンな仕上がりになっています。

フォロワーさんはこの曲のメロディーを「泣き」と表現していました。アップリフティングトランスによく似た高揚感のあるメロディーが特徴的です。現代のトランス界でも十分通用するクオリティーですね。

youtu.be

 

Trilithonによる曲には、私が生まれる前のものも数多くあります。もう二十年以上も前の作品でもこれだけすごい作品がある。ゴアトランスもまだまだ掘り甲斐がありそうです。

 

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