Psykelopedia

サイケデリックトランスやゴアトランスの曲やアーティストをおすすめします。

暑さを乗り切るための涼しいサイケ10選!

私が住んでいるところでは、連日猛暑が続いています。雨が降る兆候もなく、ひたすら暑いです。

それでもサイケを聴きたい!何なら、涼しいサイケを聴きたい!という希望にお応えします!

 

Sensient - Gorlitzer

膨らみを持った豊かな低音、技巧的で繊細な上層音、そしてギターによる丁寧な装飾。Sensient特有のミニマルな雰囲気を保ちながら、ベースラインの左右へのパンを効かせ、その間を縫うようにメロディーが織り込まれます。何とも美しい、完璧なサイケデリックトランス。

 

Koan - SlowMo

著名ダウンテンポサイケのアーティストであるKoanによる作品。

山の上の涼しいロッジに宿泊。朝起きて、窓を開ける。すると外は真っ白な霧の世界。時間が動いているのか止まっているのかわからない。そういう閑けさを讃える曲になっています。雰囲気で涼しくなれますね。

 

Beat Bizarre - Myokymia

Beat Bizarreは圧倒的な自信のある低音が特徴です。低音に自信がありすぎて、その低音が冷酷なまでに曲全体を支配し続けます。時に心を丸ごと底冷えさせる、そんな威力を持ったアーティストです。


Beat Bizarre - Myokymia

 

MVMB - Interstellar

宇宙といえば寒い。ということで、宇宙をテーマにしたMVMBによる曲。深い低音とドラム・ディレーが作り出す豊かな空間がとても宇宙的。宇宙人との通信が発生しているような表現、素粒子が飛び交う宇宙のボイド空間的な雰囲気があります。


MVMB - Interstellar

 

Digicult - Every Single Second (Memacid Remix)

フルオントランスでありながら妙に涼感のあるサウンドが特徴的だった一曲。メロディーと曲展開共に、氷の上を滑っていくように非常にスムーズです。


Digicult - Every Single Second (Memacid Remix)

 

Magnetik - Body Language

空間表現に敏感なアンビエント的感性を存分に発揮し、ディレーの効いた豊かなベースラインを軸に曲を構築していきます。夜の海岸線に打ち寄せる波を連想させる、うねりのあるベースラインが特徴的な一曲。そしてその波に押し流されるような感覚に浸り、夜の海水浴をしている気分になれます。

 

Suntree - XTC

XTCは薬物の名前。一般的な薬物のイメージ、つまり恍惚とした空間を表現するのかと思いきや、その真逆の世界観があります。冷たくて、一定で、あまり動きがなくてもはや怠惰。喚起される対照的なイメージがむしろ高得点です。Suntreeならではの表現ですね。

 

Inference - Feel Free

XTCによく似た曲ですが、XTCよりも空間の広がりが豊かです。柔らかく空間に伝播していく低音ビートとベース・アープが非常に気持ちいい一曲。ソフトなサイケを作るアーティストで、今後も要注目です。

 

Carbon Based Lifeforms - Dodecahedron

アンビエントサイケの有名ユニット。プログレッシブなサウンドを主軸とした最新アルバム「Derelicts」より。Dodecahedronは正二十面体を意味しますが、それ自体が何を意味するのかはわかりません。笑

 

Mindwave - 369

MVMBと同じく、宇宙をテーマにしたMindwaveによる曲。ボコボコと氷を叩くようなベースライン、そして氷にビシビシとヒビが入るようなドラムとシンバル。全体として氷の風景を連想させます。