Psykelopedia

サイケデリックトランスやゴアトランスの曲やアーティストをおすすめします。

硬さと軟らかさのマリアージュ【Tandu - Multimoods】

どうも、Psykeです。今回は、ゴアトランス・サイケデリックトランスというジャンルの大ベテランの一人、Ofer Dikovskyのアルバムを紹介していきます。

 

Tandu - Multimoodsについて

Tanduはイスラエル出身のアーティストOfer DikovskyとMarko Gorenによるユニット。OferはTanduの他にOforia、Indoorなどのプロジェクトに参加しており、90年代からゴアトランス・サイケデリックトランスを牽引する大ベテランの一人です。MarkoもIndoorなどでOferとはタッグを組んでいました。

1997年にリリースされたMultimoodsは、当時一世を風靡していた303メロディー豊かなゴアトランスとは一味違う作品となっています。ジャケットには何やらバネのようなものがあしらわれていますが、確かに、サイケ的な硬さとゴア的な軟らかさの両方の色を持った作品だと思います。ゴアトランスからサイケデリックトランスへの過渡期の作品としても解釈ができる多彩なアルバムです。

それではオススメの曲に参りましょう。

 

Tandu - Alien Pump

おそらくこのアルバムの中で最も有名なトラックでしょう。キックから音を徐々に積み上げていくことで得られる確実なビルドアップ、そして、メロディー性を抑えた宇宙人的な不安定感のある上層効果音使い。OferはOforiaやIndoorなどの他のプロジェクトでも共通して展開力と揚力が持ち味ですが、その展開力が存分に発揮されている作品と言えるでしょう。現在のサイケのアーティストも黙らせる才能です。

 

Tandu - Naughty Moves

紙を破るような強烈なキックが特徴的な作品です。Alien Pumpと比べるとメロディーが豊かですが、多彩な変化を織り込んでおり、やはり当時のゴアトランスとは一味異なるなという印象です。そして変化の多彩さという意味では現代の南米産プログレッシブサイケやInfected Mushroomを連想させる部分があります。Naughtyというタイトルですが、確かに遊び心豊かな作品。やはり多面的なアルバムだなと実感させられます。

 

Tandu - Orca

トライバルなキックの面白さ、そして連続的に変化する上層音。先に紹介した2曲はややサイケに通じる部分が大きいと思いますが、このトラックは総じてゴアトランスよりなトラックだなという印象です。個人的には5分過ぎから始まる効果音がもの凄くフェチに刺さります。メロディーとは呼べないけれど連続的な絶妙な効果音によって推進力を生み出すこのテクニックについては、Astral ProjectionやX-Dreamなどこの頃のアーティストが特にうまいですね。

 

Ofer Dikovskyに関してはOforiaとしての活動もかなり有名なので、そちらについても今後記事を書いていこうと思います。

 

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