ゴアとサイケの両方の良さ【Astral Projection - Amen】
どうも、Psykeです。さあ、大物アーティストたちの紹介もぼちぼち始めていこうと思います。その入り口として、まずは、2002年にリリースされたAstral Projectionの6thアルバムの紹介から行きます!
- Astral Projection - Amenについて
- Astral Projection - Chaos
- Astral Projection - Electric Blue
- Astral Projection - Techno Drome
- こんなアルバムもどうぞ
Astral Projection - Amenについて
1993年から活動しているイスラエルの2人組。ゴア・サイトランスの安定の王者としての地位を築き上げているアーティストです。
Astral Projectionは日本語ではアストラル投射といい、精神を肉体から分離して別世界を旅するという概念を指します。ゴアトランスのトリッピーな要素、そして現代的なサイトランスの流行やタッチ。その2つが合わさった旅を用意してくれるアーティストです。
オススメの曲に参ります!
Astral Projection - Chaos
深い低音から浮上してくるソフトなタッチのベースラインが気持ちいい。5分過ぎから展開される豊かなアープも魅力的。さらにそこから壮大感のあるパッドを追加してくれます。王道という他に何と表現すればいいのか分からない。
カオスというタイトルではありますが、そんなカオスばかりの世界でも、何かと整って綺麗に成立しているんだな、なんて思わせてくれます。
Astral Projection - Electric Blue
ぶくぶくとしたベースラインが特徴的。曲全体を通して、清涼感のある音使いで楽しませてくれます。音を散らすこともなく、アゲすぎることもなく、非常にクールな仕上がりです。
上層音と低音がともに豊かという意味ではゴアな雰囲気もありますが、ゴアほどの熱さはない。サイケとゴアの間を行き来する、何ともAstral Projectionらしい曲だなと思いました。
Astral Projection - Techno Drome
比較的重厚感のある現代的なベースラインを空間に充満させた一曲。ベースラインだけでなく、ブレイクの処理などでも現代的なタッチになっていて、ゴアからは少し離れているという印象ですね。
Dromeは英語で滑走路とか走るとか、そういう意味だそうです。確かに全体としてはそんな疾走感を醸し出しています。一方で、アフリカーンス語で夢という意味もあるらしい。疾走感と夢という2つのテーマがあるとすれば、なおさらサイケらしいですね。
Astral Projectionの特集記事も作成中です。近々公開しようと思います!
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