Psykelopedia

サイケデリックトランスやゴアトランスの曲やアーティストをおすすめします。

メカニカルなビートを極める!【テクノサイケ】

今回は【テクノサイケ】特集。テクノとサイケデリックトランスを融合する比較的新しいジャンルです。テクノ好きの方にも是非見て頂きたい!

 

テクノサイケとは?

テクノサイケは、現代のサイトランスシーンを牽引するサイトランスのサブジャンルの1つです。

ジャンルの特徴としては、旋律という旋律はないことが多く、キックやベースやシンバルに加え、人工的・工業的な音を軸に曲を構築していきます。これこそがテクノサイケと呼ばれる所以です。

メロディーでの差別化が図れないため、アーティストたちはベースラインの設計に力を入れます。具体的には、通常のサイトランスには見られない立体感・ゆらぎのある低音が用いられます。トリプレットやオフビートなど、他のサイケのベースラインも取り入れます。ミニマルな雰囲気もあり、ゼノネスクサイケにも共通する部分があります。

psytrance101.hatenablog.com

現在、Freedom Fightersを筆頭とし、MVMBModus、HedustMA など数多くのアーティストが活躍しています。

それでは、オススメの曲をどうぞ! 

 

DEKEL - Technoaid

DEKEL(ディケル)は、2017年から個人での活動を始めた期待の新人アーティスト。曲はまだほとんど出していませんが、めっちゃディケルやつではないかと期待しています。

著名レーベルであるHoMmegaで、超有名アーティストであるInfected Mushroomや Astrix を抜き、再生回数最多の曲となっています。控えめなビルドアップから確実にアゲてくる技量に感服。

 

Mr. What? - Likes Viewz Followers

SNSのフォロワーの数や動画の視聴回数をやたらと気にする現代の人々を揶揄した一曲です。激動のベースラインと鋭いシンバルの絶妙なギャプが気持ちいい。

余談ですが、サイケのアーティストは自分のアーティスト名でふざける傾向があります。Mr.What?の他にも、Out NowとかComing SoonとかNo Commentとかいます。そんなん検索してもヒットするはずが無いのに...

youtu.be

 

HedustMA - Existence(MVMB Remix)

宇宙的感覚を持った、ゆったりと展開していく曲。Interstellarにも通じるミニマルな感じもMVMBならではの表現力です。UFOが徐々に降下してくるような、フォンフンフォンフンという効果音がとても効きます。個人的にはこのジャケットも結構好きだったりします。

 

Florian MSK - Dissonances Letargiques

ゼノネスクサイケのアーティストとして認知されているFlorian MSKの人気曲。しかし本人の言う通り、この曲はサイケデリックトランスというよりはテクノに近い一曲です。

曲の雰囲気としては、金属性の高い音のみで構築される豊かな不協和音が特徴的で、サイケデリックなクセがあります。展開を急がない、余裕の曲構成も魅力的ですね。

 

Modus - Strange Modulation

新人アーティストModusの作品。「Strange Modulation」という反復フレーズが何と言っても特徴的な一曲。サイケらしい暴力的な入り方から、トレードマークの低音にスムーズにつなげていきます。オフビートのようなフルオンのような、他のどのサイケにも似てもつかない推進力があります。私が初めて聞いたModusの曲で、即買いしました。

 

今回は取り上げていませんが、テクノサイケにはFreedom Fightersという巨匠がいます。彼も相当特殊です。

psytrance101.hatenablog.com