Psykelopedia

サイケデリックトランスやゴアトランスの曲やアーティストをおすすめします。

最新曲!2020年2月編

どうもPsykeです。毎月恒例、先月リリースの作品の中からお勧めをいくつか紹介させてください!

 

Bohemica - Reverie

2009年以降活動を停止しているKhetzalのレーベルAvigmaticのコンピレーションから厳選した作品をDacruがリリースしました。美しいピアノのイントロからフルオンチックな展開で持ち上げていき、展開も直線的で実に確実です。捩れるように変化していく上層音、それに合わせて変化し始める低音。チラ見せからのブレイク、再点火まで、見事にまとまっています。綺麗な文章を読み終わった後のような聴後感です。

 

Phanatic - Crystal Clear (Static Movement Remix)

IONO系プログレッシブサイケらしい柔らかさと存在感のあるベースラインで滑らかに展開していきます。メロディー力は以前から素晴らしいのですが、ベースラインをギャロップからオフビート、そしてトリプレット、さらにフルオンのそれへと滑らかに変化させていくStatic Movementの手腕は、やはりすごいと言わざるを得ません。Static Movementは去年、自身のレーベルSol Musicを立ち上げたばかりです。サイケの新しい流れを作っていってくれると面白いですね。

 

Vladimir Cyber - Inner Feeling

Vladimir Cyberはいくつか聴いて少し興味を持っていたアーティストです。Armin van Buuren/ASOT系の、メロディーとハーモニーを重視したトランスを作っているイメージが強いですが、この曲でもその才能が生きています。硬いベースラインと澄んだ空気感に惚れました。先に紹介したStatic Movementの曲と同じ雰囲気ですね。ただ、正直いうとちょっと短い。もう一捻り展開が欲しかったなあという感じもします。

 

Kundalini - Kanpai

面白い作品です。2分前に挿入される効果音/メロディーも最近の流行りを読んだようなマグネティックなタッチがあって超好みです。興味深いのはベースラインの設計で、キックと高音域の二方向から攻めるデザインになっています。プログレッシブサイケのような変則的な印象とフルオンサイケのような連続性を両立させたという点で、ModusやOriginalsとはまた違う方向性に踏み出しています。

 

Major7 - Closer

最後はMajor7。相変わらずイントロはめちゃくちゃうまいです。てっきりそのままフルオンにいくのかと思いきや、マグネティックな方向に展開していったのは意外でした。過去のフルオン系の作品でもMajor7の変化テクニックを絶賛してきましたが、その変化テクがプログレッシブなスタイルでも健全であるのを見ると安心します。ただサイケデリックというよりはメインストリームEDMの印象の方が強いですね。

youtu.be

 

ところで、なぜ急に埋め込みをBandcampにしたかというと、どうやら他のプラットホームと比べてBandcampだとアーティスト本人に還元される利益の割合が多くなるらしいんです。しかも曲のダウンロードの値段(ストリーミングは使わない派なので)も、少し金額を上乗せして払ってもなお他プラットホームと比べて安い印象です。これからはBandcampを推していこうと思います。

 

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