Psykelopedia

サイケデリックトランスやゴアトランスの曲やアーティストをおすすめします。

私がbandcampで音楽を買う理由

どうもPsykeです。

数ヶ月前に音楽購入を原則bandcampで行うことにしました。合わせてこのブログの埋め込みもbandcampに変更しました。なぜそこまでしたかというと、bandcampというプラットホームが結構有能だからです。この記事ではその理由について解説し、より多くの人にbandcampを知ってもらいたいと思っています。

 

理由1:アーティストへの還元率の高さ

bandcampはアーティストへの利益還元率が高いことを売りにしています。bandcampのFair Trade Music Policyは、デジタルの売り上げの15%・CDなどフィジカルの売り上げの10%をbandcampが、4-7%の手数料を決済業者が受け取る仕組みとなっており、残り80%程度がレーベル・代理店・アーティストに渡る仕組みです。これは他の音楽プラットホームと比べてかなり良心的な設定となっているようです。

bandcamp.com

厳密には決済方式や購入金額に応じてbandcampの取り分と決済業者の取り分の比率が変わります。

get.bandcamp.help

ただし、bandcampにはBeatportのようなジャンル別人気チャートがなく、販促や宣伝は自分で行う必要があります。厳密に言えば、bandcampで販売する色々な手間を考慮しなければbandcampの利用がアーティストにとって有効か断言できません。ただ、実際の販売経験に基づく比較記事を見る限り、bandcampの還元率はやはり高そうです。著名なサイケアーティストのHedfluxの投稿もありました。

www.facebook.com

medium.com

音楽を買うついでにアーティストをちゃんと応援したい!という方は、bandcampが合っていると思います。

 

理由2:安さ

Fair Trade Music Policyはアーティストの金銭的メリットですが、我々消費者にとっても金銭的メリットがあります。bandcampで楽曲をダウンロード購入した方がお得な場合が数多くあるのです。

例えばこのLoudのデジタルアルバム。Amazonでは1500円ですが、

www.amazon.co.jp

Bandcampでは1000円に満たない額で購入することができます。

loudnano.bandcamp.com

私の印象としてはダウンロード価格の安さは「bandcamp<Beatport<Amazon<iTunes」の順です。価格設定は専らレーベル・アーティスト次第なのでこの順番は絶対ではありませんが、bandcampだけ大幅に安いというパターンが結構あります

さらに、bandcampではレーベルやアーティストが割引クーポンを発行してくれることがあります。これは他のプラットホームにはあまりない特徴です。iTunesAmazonからのダウンロードでは、ギフトカードをキャンペーン等で入手しない限りは基本的に割引に相当するものはありません。Beatportはつい最近値引きセールを行っていましたが、一定の金額以上の購入でないと割引が適用されないという制限付きでした。

アーティスト還元率が高いだけでなく、楽曲を安く手に入れられる。覚えておきたいbandcampのメリットです。

 

理由3:限定グッズ

bandcamp経由でしか入手できないグッズがあります。例えば、Neogoa RecordsやGlobal SectなどのレーベルのCDは基本的にbandcampでしか買うことができません。枚数も限定されていることが多いのでプレミア感も満載です。

neogoarecords.bandcamp.com

さらに最近Bandcampはレコードのプレスも代行するようになりました。レコード愛好家にはたまらないプラットホームになりつつありますね。

bandcamp.com

他にもBrojanowskiのこの作品のようにUSB版があったり、

zenonrecords.bandcamp.com

メディアに限らず、Tシャツ、マウスパッドなんかも売ってたりします。

occultarecords.bandcamp.com

 

理由4:価格を消費者が設定できる

bandcampの販売ページでアーティストが指定できる価格は最低購入価格で、それ以上の価格であれば消費者が好きに価格を指定することができます。bandcampで1000円で売られているものは、1200円や2000円でも買うことができます。最低価格を0にして、無料でダウンロードしてもいいし寄付も受け付けます!という風にもできます。

わざわざ(多めに)払う必要ある?という話なんですが、応援したいアーティストにちょっと多めに払ってあげると、買う側としてもちょっと幸せになります。また、これは極めて個人的な意見なのですが、無料でダウンロードできるものにあえて課金することで作品へのリスペクトを維持できるようになります。私の場合、入手前に聞いて感動したとしても、無料入手後はほぼ必ずその良さをリスペクトできなくなってしまいます。なら少しでも、相場より下だったとしても払ったほうがいい、というのが私の結論です。

  

以上が私がbandcampを使っている理由です。サイケの主要レーベルは基本的にbandcampページを持っています。サイケ好きの方もぜひbandcampで音楽を買ってみてはいかがでしょうか?