Psykelopedia

サイケデリックトランスやゴアトランスの曲やアーティストをおすすめします。

泣かせにくるサイケ・ゴアトランス10選

どうも、Psykeです。イベントの中止、買い占めで閉塞的ですが、こういう時こそいい音楽が必要です。なので今回は私が知っている範囲で最もレベルが高く美しい作品を紹介します。それはどういう作品かといえば、泣けるくらい美しい曲です。

 

Jaïa - Maï Maï

泣き系のオールドスクールゴアの中で最強のクオリティーを誇る素晴らしい曲だと思います。これを聴いていると天使が降りてくるんじゃないかという気がしますね。6:30過ぎからの再点火の部分で勝利を強く引き寄せ、6:50からの上層のメロディーで勝利を絶対的にします。悲しさと多幸感の両方を同時に抱擁する超常的なものが降りてきます。これが流れてきたら泣きますよ。

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Astral Waves - I’ll Be There

Altar Recordsの創設者であるAstral Wavesによる15分の大作。上層音から低音までの全音域を濃く使った運搬力のある曲で、イントロからメロディーやリズムを有機的に絡ませ、とても滑らかに展開します。特に5:50のブレイクから始まる3分間は、私が知っているチルアウト系サイケの中でも最高峰レベルの泣きエネルギーを内包しています。これも一晩踊った最後に流れてきたら泣くしかないタイプの曲ですね。

 

The Muses Rapt - Spiritual Healing

メランコリックな雰囲気を湛えた名曲です。ベースの音程変化に連動する素晴らしい上層音メロディーと、それをぶち壊すように乗せられたアシッドの破壊性の共演がとても魅力的です。トランスミュージックの1つの特徴として、泣かせにきているかどうか、という点が挙げられると思いますが、この曲ほど泣かせにきているオールドスクールゴアはなかなかありません。

 

Subdream - Palace of Miracles

ゆったりとしたBPMでありながら、徐々に天に向かって昇っていくような劇的な高揚感を作り出しています。Palace of Miracles:奇跡の宮殿というタイトルになぞらえるならば、壮大な宮殿へと続く大階段を、ゆったりと、でも確実に登っていくような曲、といった感じでしょうか。浮遊感のある壮大なメロディーがその荘厳で夢想的な空間を演出します。

 

Koan - Aia’s Tears

豊かなギターメロディーが特徴の、滑らかでメランコリックなダウンテンポ作品。Koan本来のトレードマークともいうべき吹き荒れる嵐の風のような強力な重低音パッド。そして何と言っても3:10での変調が素晴らしい。一瞬、曲を少しポジティブな方向に進めると見せかけて、逆に悲壮感を増やしていく。脱出口をチラつかせて封じ込める、逃げ場のないメランコリーを体現しています。

 

Lydia & Merlin - Shoreline

主にダウンテンポサイケを作るセルビアの女性アーティストLydiaのアルバム「Timeless」に収録されたMerlinとのコラボです。雰囲気はI’ll Be Thereに似ていますが、I’ll Be Thereの展開は直線的なのに比べ、こちらの作品は適量の変化を導入し、メロディーは同じでエフェクトを変えて動きを出していくスタイルをとっています。サイビエント色が強いように感じますね。メランコリックなエネルギーも十分にあります。

 

Twinsonic - Out of Sight

カモメの鳴き声を連想させる柔らかい上層音が特徴的なダウンテンポサイケデリックトランスです。バリアリックな中層音メロディーを追加して豊満なオーラを描き出したのち、キックを強めにして再展開し、空間全体に透明感のある音を散らしながら、統一したテーマ性で曲を締めくくります。この作品の上層音の上品さや清潔感は光ります。

 

Indoor - Sweet Coming Home

ツイッターのフォロワーさんに教えてもらった曲で、私が本格的にゴアトランスを知るきっかけになった作品です。ゴアトランスの中でも格別に秀麗なメロディーが、少し引いたところで鳴らされる優しいベースラインに乗せて運ばれてきます。優しく滑らかな空間性が至高です。私がそうであったように、聴いたら忘れられない作品ではないかと思います。

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Carbon Based Lifeforms - Dodecahedron

映画のサントラを手がけるなどサイビエントだけでなくエレクトロニカ界でも名を馳せるC.B.Lの作品。曇った雰囲気のイントロの中から秩序が徐々に現れてきて、クライマックスへと発展していきます。Dodecahedronは正十二面体という意味。地球内部の混沌の中から正多面体の結晶が析出してくるような優美さと壮大さを備えた美しい展開が魅力です。

 

Static Movement & Impact - Sunset

プログレッシブハウスにも引けを取らない夕方感満載の一曲です。空を赤く染めながら太陽が徐々に地平線に近づき、そしてその果てに消えていくまでの一連の流れが美しく表現されているように思えます。仕事終わりに夕日を浴びながら帰宅する時に聞きたい一曲という感じです。ここまでレベルの高いプログレッシブサイケがあるとは正直思いませんでした。

 

こういう状況ですから、素晴らしい作品を聞いて心を落ち着かせ、冷静に行動していきましょう!

  

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