Psykelopedia

サイケデリックトランスやゴアトランスの曲やアーティストをおすすめします。

最新曲!2018年8月編

さて、いよいよ平成最後の夏も終わり。そんな平成最後の夏を飾った8月の最新曲をレビューしていきます!

 

Noosfære - Remembrance

エレクトロニカのアーティストによる最新作。深海から浮上してくる泡、そしてそれが海面に到達して弾けるような音圧のあるベースラインが何とも美味なダウンテンポ作品。ここ数年のBT作品にも通じる精緻なスタッターエディットが生み出す立体的なグリッチも見所です。

 

Major7 & Status Zero - Dawn

プログレッシブサイトランスの名手であるMajor7の最新作。もともと速度感のある曲を作ることを得意としていますが、この作品で完全にVini Viciのベースラインを吸収することに成功しています。それに加えて細かいメロディーやボーカルを駆使した夜の街的なメランコリックな雰囲気も実現。私の中でVini Viciを超えました。

Major7は別名でX-Noizeとしても活動しており、幅広い作風を使いこなすアーティストです。

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Raz - Images

記憶の中に微妙に取り残された残影のようなメランコリーが漂う一曲です。深さのあるベースラインと悲壮感のあるコード進行。そして、Vini Viciのようにトリプレットを導入していながら、ビートの変化そのものを劇的に演出しようというエゴを一切感じさせません。最後まで煮え切らない感覚から脱却させてくれない作品でした。

 

Post Malone Ft. 21 Savage - Rockstar (Ranji Remix)

著名ラッパーによる作品のサイケ・リミックス。原曲のボーカルはどちらも男性ですが、女性のボーカルを好むRanjiはそのボーカルを女性のもので代替しています。原曲に漂う倦怠感をブレイク部分で匂わせながら、スムーズに展開させてくれます。やはりRanjiには安定感という言葉がよく似合いますね。

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Lasmar - Blue Bird (Binary Function vs ReeZpin Remix)

これまた絶妙な悲壮感のあるオルガンから開始される作品です。ReeZpinはブラジルのAlien Recordsというレーベルで活躍しており、急激な変化で曲を劇的に演出することを得意とします。そういう変化を挿入しておきながら、曲全体としての悲壮感のある雰囲気を維持。ベースラインの重さもちょうど良くて気持ちいいです。

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次回は来月3日更新の予定です!来月も掘っていきますよ~!

 2018年リリースのオススメ作品は、こちらのプレイリストにまとめています。ぜひご覧ください!

 

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