Psykelopedia

サイケデリックトランスやゴアトランスの曲やアーティストをおすすめします。

最新曲!2019年10月編

どうも、Psykeです。先月、10月にリリースされた最新の曲をいくつかピックアップします!

 

Tristan & Bliss - Meltdown

日本人からすると耳が痛い言葉ではありますが、サイケとしての斬新性は特筆すべきだと思います。ベースラインに関しては彼らが得意とするフルオンサイケのそれが活かされていますが、プログレッシブなキックとリズムと組み合わせ、さらに上層の効果音は、空間に溶けていくような、ハイテクサイケのそれに似た作りになっています。マグネティックサイケの発展の新しい切り口だなと思いました。

 

Drift Away - Borderlines & Ferrytales

Drift AwayはEstefano HazeとFlowjobの二人によるユニットです。Estefano Hazeはメロディー力、Flowjobは流動的で柔らかい音使いを得意としています。まだ曲数は少ないですが、トランス性とサイビエント性の両面的な魅力を持ち合わせた作品を作っています。メロディーの数を抑えつつ要所要所で挿入する表現はHaze由来、抑揚をあまりつけない曲の展開性はFlowjob由来、といったところでしょう。

 

Brojanowski - Water

水が流れる効果音のイントロ。強いキックを用いていながらなぜか液体のような流動性を生み出しています。ボーカルサンプルが徐々に曇っていくような加工、そしてまた時折挿入される水の流動音。水中にいるかのような空間性を持っていますね。ゼノネスクサイケとしてのテクノ性と有機性をバランスしたという点で、Smilkに似た匂いを感じました。

 

Mittelstandskinder Ohne Strom - Spirulina (ON3 Remix)

粘着力のあるベースラインを用いた堅い作風が特徴のON3、最新EPより。トレードマークのマグネティックな表現力が存分に発揮されています。階段状にメロディーや効果音を付加して曲を展開させていくスタイルはクラッシックなサイケデリックトランスを連想させます。それに併せて最新の流行りも取り入れた魅力的な作品になっています。

 

Modus - Strange Modulation (Kanobi Remix)

このブログでも早い段階から推してきたアーティストModusの名曲をついに誰かがリミックスしてくれました。このリミックスでは原曲のマグネティックなベースラインをギャロップで置換していますが、それでも原曲の粘着力が維持されているのがとても興味深い。キックや低音の強さ、キレの良さ、とてもうまく調整されていると感じました。

youtu.be

 

2019年リリースのオススメの作品は、このブログはもちろんのこと、こちらのプレイリストにまとめています。ぜひ聞いてみてください!