Psykelopedia

サイケデリックトランスやゴアトランスの曲やアーティストをおすすめします。

最新曲!2019年5月編

どうも、Psykeです。

もう少し、更新頻度を上げたいなと思うこの頃。掘っていないわけではないんです。Asia 2001やCentarva Projectにハマって、ゴアトランス方面での掘り進み具合がすごいんですが、なんせサイケと比べるとまだまだなもので。記事を書いてもいいかなと思えるまで、もう少し待ってみようと思います。

さて、5月の最新リリースから、オススメの曲を紹介していきます!

 

I.M.D - Volando Alto

まずはこちらのダウンテンポ作品から。Volando Altoはスペイン語で、「高く飛ぶ」という意味らしいです。ダウンテンポのベースは、高速系のベースとは異なり、ゆったりと、でも確実に変化していく、地球の自転のような壮大な動きを備えることができます。こちらの作品で描かれるのは、まさに地球の運動を高いところから鳥瞰しているような世界観。高音域の鋭さを抑えた「Subdream - Beacon」といったようなイメージですね。

 

SOME1 - Awake

SOME1(サムワン)はMindwaveの別名義です。SOME1では、私が「マグネティックサイケ」と呼んでいるものに特化して作品を作っています。もともと独特な音づかいでMindwaveとしてもブランド力を発揮していますが、マグネティックな音づかいでもその才能を証明しています。5:35からのサウンドは明らかにDEKELを意識しています。メロディー力や低音の深度設計はMindwaveの作品と同じく健全です。DEKELらHOMmega勢とどう競り合っていくかがこれからの見どころです。

 

DEKEL & Originals - Reflect

ということで、お次はそのDEKELが携わった最新作。同じくHOMmegaの新人であるOriginalsとのコラボ作品。全体としてはDEKELに寄せた作品のように感じます。3:06あたりまではDEKELを尊重した深いキックと粘着力のある音づかいによる展開。そこからはOriginalsらしい鋭い金属音を多用した上層音を添加しています。両者とも新しいサイケを切り拓く新進気鋭のアーティスト。SOME1やModusとの相互作用にも注目したいです。

 

Rocky Tilbor - A Tale About a Snail

私の中で「まだよくわからないけどなんか凄みがあるアーティスト」として定評のあるRockyの作品です。ゴムが弾かれるような弾力のあるベースラインの上に有機的に効果音を乗せ、実にサイケな空間を作り出します。変化が連続的という意味で、Son Kiteの作品、あるいは現代の日本のゴアトランス勢のような、柔らかさと硬さを絶妙にバランスさせた表現が印象に残りました。最近のサイケは変化が多いものが多いですが、それらとはまた違った味があります。

 

Sixsense - Morning Flow

メロディー全開系のフルオンサイケを得意とするSixsenseの最新作より。一見Crazy Astronautのようなサイコアのようですが、それほどBPMは速くなく、音の使い方には清潔感と透明感があります。Sixsenseはもっとメロディーをふんだんに切り替えるプログレッシブなスタイルだと思っていたのですが、それ以外の作風もこなせるんだなと、少し考えを改めさせられました。

 

SoundSpirit - The Truth

イントロで導入したメロディーの下にそのままベースを挿入する手法がオールドスクールゴアを連想させ、どこかノスタルジアを覚えさせるサイトランスです。小節単位で律儀に効果音を入れ替えていく硬さもそのイメージに結びつきます。最新のサイケというよりは、クラシックなサイケという印象を受けるのではないでしょうか?こういう作品も確かに聴きたくなりますよね。

 

ということで、今月は以上の6曲を、最新の曲としてオススメさせて頂きました。マグネティックサイケ方面、そしてオフビートサイケ方面が、少しずつ熱くなってきている気がします。今後も目が離せません!

 

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