Psykelopedia

サイケデリックトランスやゴアトランスの曲やアーティストをおすすめします。

最新曲!2021年2月編

どうもPsykeです。ちょっと遅くなりましたが2月のリリースを紹介していきましょううう。

まずはこちらの作品から。トライバル系のサイトランスというとどうしてもLoudのアルバムなどクセの強い作品が連想されます。そういう意味ではTogataのこの作品は、メインストリームなサイトランスのルールをある程度守りつつも一定のトライバル性を獲得している珍しい作品のような気がします。これに似た作品ってのも難しいのでもしかしたらこれも独自スタイルなのかもしれないですが、今後の作品にも注目したいですね。

お次はこちら、初めてみたアーティストです。IONOのスタンダートな作品という感じがします。しっかりとしたベースラインと適度なメロディー性をバランスさせていて、どこか初期のStatic Movementを連想させるところがあり、ノスタルジアを感じます。曲のあちこちで異なるテキスチャーが出てきますが、綺麗にまとまってますよね。

次はMagic MooseというZenon Recordsのニューフェイスです。Dekelに似た粘着質な音使い、マグネティックサイケのようなバウンシーな感覚、そしてZenon勢力ならではの音質と技巧。お堅いテクノに寄っているアーティストが多い中で、こういう少しソフトな作風のアーティストが増えてくるのは面白いですね。

そしてお次はそのDekelの新作です。正直な感想を申し上げるとここ二、三年のDekelの作品はあまり冴えない印象がありました。というのも、最初期の作品*1インパクトが強すぎるんですよね。それと比べると最近の作品はやや鈍ってるな、という印象を受けちゃうんですが、この作品は「戻ってきたDekel感」があり、まだまだ元気だなとちょっと嬉しくなりました。

最後はこちら。Skarmaといえばシンプルで直線的な曲展開のモーニング色の強いオールドスクールゴアトランスの印象が強いですが、この作品はまさにそれが凝縮されている印象を受けます。低音があまり強くないことによって生まれる滑らかさ、コレですね。強くおすすめしたい作品の特徴にも合致する部分があって、引き込まれました。

 

*1:ここに一通り紹介してます。https://psytrance101.hatenablog.com/entry/dekel