最新曲!2018年9月編
どうも、Psykeです!今月もついに終わりに差し掛かりました。来年の今頃には無事就活を終えて学生最後の夏を満喫している…はずです!そうなるように頑張ってまいります!
さて、今月リリースされた新曲の中から、お気に入りの5曲をレビューしていきます!
Praying Mantis & Static Movement & Vertex - Freedom
メロディックなベースラインを用いるPraying MantisとStatic Movementに、速度感のあるプログレッシブサイケを作るアーティスト、Vertexが加わりました。曲の後半では上層音にベースラインを巻き込み、メロディックな立ち上げがら一気にサビに持ち込んでくれます。
Static Movementは最近、Mindwaveに似た立体的なベースラインとテクノな仕上がりを重視した曲を作っていて、以前ほどメロディックな作品は作らなくなっていました。今回の曲ではそのメロディー性が回帰してきた印象で、私としても嬉しかった作品です。
Modern8 - Black Magic
金管系のメロディーを軸に展開するプログレッシブサイトランス作品。この金管系の音が特に印象に残り、この記事でも紹介することにしました。
それ以外の部分でも、実に現代サイトランスらしい豊かな曲展開で楽しませてくれます。上層音はダブステップ的に変化豊かにデザインし、それに合わせてベースを追加したり抜いたり。エンジン音をサンプリングして音質調整したNicky RomeroのToulouseに似たサウンドも、アクセントとして良い存在感を発揮しています。
Kalki - Whales
浮遊感のあるクジラの鳴き声や、マッコウクジラが獲物を感知するときに使う「カチカチ」というエコロケーションのような効果音。これらが強力なベースラインの上に載せられ、大海原に浸透していくような表現が特徴です。クジラをテーマにするとは、斬新な発想です。そしてそれは大正解と言ってよいでしょう。
Kalkiはメロディーに頼りすぎず、でも適度にメロディーを入れて、飽きない豊かな空間を作ってくれます。速度と進行力もよく、安定感のあるアーティストですね。
Major7 & Reality Test - TuTa
ボーカルを母音単位で細切れにしてVini Vici的なベースラインに載せていく、彼らの最新のスタイルで作られた作品です。ギャロップからトリプレット、そしてギャロップに戻るというVini Vici様式は陳腐化しましたが、Major7がそれをやっても不思議と気になりませんね。本当に不思議です。
先月のDawnに引き続き、どこか悲壮感のあるメロディーが癖になります。バリバリのパーティーというよりは、一日の終わりを飾る落ち着いた雰囲気、というところでしょうか。
Day Din - Charlie
夢の中にいるような、どこか非現実性・浮遊空間性のあるオフビートサイケ。空間全体に散りばめられた技巧的なシンバルやハイハットが特徴的です。Day DinがWaioと組んだ「Action Jackson」と比べても、技巧のレベルがまた一段階上がっているように思います。
Neelix率いるオフビートサイケのレーベル「SpinTwist」には最近南米サイケ勢が進出しています。もともとDay Dinはメロディー作りが得意なので、それが南米のプログレッシブサイケの影響を受けてどう変化していくか、非常に楽しみです。
2018年リリースのオススメ作品は、こちらのプレイリストにまとめています。ぜひご覧ください!
それはともかく、近畿や関東に台風24号が近づいています!皆さんも、くれぐれもお気をつけて!
以前の記事