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サイケデリックトランスの曲やアーティストをおすすめします!

遊び心のあるエクスペリメンタルなサイケデリックトランス10選

サイケデリックトランスのマンネリ化が叫ばれるようになって久しいですが、私は必ずしもそうではないと思っています。それは、そう信じさせてくれる先進的な作品があるからです。

そこで今回は、そんなエクスペリメンタルで面白いサイケデリックトランスを10作品紹介します。

 

Freedom Fighters & Pixel - SEM is Different

サイケデリックトランスでは空間的な表現が好まれます。それを実現する基本テクニックが「パン」。ステレオのバランスを左右で非対称にすることで、音にベクトルを与えることができます。

この曲でFreedom Fightersが試したのは、ベースラインのパンを最大にすること。SEMは走査型電子顕微鏡のことですが、その名の通り、左から右へと強烈にハンドルを切るようなベースラインが搭載された曲です。スキャンされているような独特の感覚があります。

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Talpa - Average Looking Bicycle

ブクブクとした膨らみのあるベースラインとダブステップのような多彩な変化。もはやサイケと呼んで良いのかどうか怪しいレベルです。しかしよく聞くと、トリプレットっぽい部分もあったりして、サイケらしさも感じられます。

Talpaは90年代から活動を続けているベテランで紛うことなくサイケのアーティストですが、2000年代に入ってからこのようなベースラインを導入し、真似しがたいブランドを築いています。

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Originals - Clean & Dirty

90年代頃からサイケとノイズを組み合わせる実験が始まり、現在も多くのアーティストがサイケとノイズの関係について研究しています。しかし、当たり前ですがノイズはきれいではありません。

この曲はその汚さを逆にきれいに聞こえさせるエクスペリメンタルな作品です。躊躇なく畳み掛けられる金属製の高いノイズのレイヤー。ベースラインも含め1つ1つの音の主張がかなり強いにも関わらず、不思議と不快感は沸いてきません。実験は大成功です。

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LOUD - Africa 101

アフリカやオーストラリアなどの原始的な生活や世界観をテーマにデザインされたアルバム「5 Billion Stars」の最人気曲。基本的なベースラインに一切とらわれないLOUDというグループの音・リズムセンスが最大限に発揮されています。

そして何よりも特徴的なのは、キックとずらされて配置されたボーカルやシンバル。一度聞いたら脳から離れない、強烈な陶酔的感覚を湛えた作品です。

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MVMB & Morten Granau - Thoughts

2000年頃を境にサイケのベースラインは基本パターンへの収斂を始めます。それに伴いベースラインの上に飾りを載せていくようなスタイルの曲が増えていきます。

上のLOUDもそうですが、MVMBやMorten Granauは、こうしたベースラインの画一化に囚われない強さがあります。この曲は、単調なベースラインの予定調和ではなく、音と身体のズレがテーマです。タイトルからするに、心と体のズレもテーマになっているのかもしれません。

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Vini Vici & Pixel - Flashback

もはや世界標準となったギャロップとトリプレットを織り交ぜるVini Viciのスタイルですが、実はそのスタイルとは異なる曲もいくつも作っています。この作品もそんなエクスペリメンタルな作品の1つです。

Pixelの力を借り、DEKELやModusなどの新しいアーティストの武器である立体的なベースラインを実験しています。典型的なVini Vici作品とは全く異なるので、ぜひ聴いてみてください。

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Armin van Buuren - Be In The Moment

現代トランスの最大の牽引者として君臨するオランダの大物DJ、Armin van Buuren。彼といえばVini Viciとのコラボ作品が有名ですが、それとは別に、いくつかサイケ要素の入った作品を自分でも作り上げています。

Arminはサイケも取り入れる傍、90年代ハウスの名曲のリミックスを手がけるなど、ハウスも積極的に研究しています。Vini Viciと曲構成はよく似ていますが、Arminハウスのドラムのセンスが確実に生きており、彼がサイケを消化してきていることがよく分かります。

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MaRLo - Join Us Now

MaRLoはオーストラリアを拠点に活動するトランスの名手です。Armin van Buuren率いるASOTにも頻繁に出没していますし、最近ではテックトランスやハードスタイルなども取り入れた強烈なサウンドを纏っています。

文脈のない言葉を口走るボーカル。従来のトランスとは全く異なる、暴力的かつ断片的な曲展開。そして強烈な低音とドラム。これはもう、完全にサイケ由来です。これがASOTに登場したことによる影響は計り知れないですね。

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Andy Moor - Wild Dream

イギリス出身、Armin van Buurenなどと共に知られるメインストリームトランスの大物ベテランです。サイケの対極とも言うべき、美しいメロディーを得意としています。

歌姫Adina Butarをボーカルに添えたこの曲では、サビ後の解体にサイケのベースラインを導入しています。トランスの繊細なメロディーとサイケの強烈なベースの相性は、通常なら決して良いとは言えませんが、Andy Moorは見事な収まりを披露してくれました。曲でいうと2:20付近からですね。

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Rising Dust - Skankizm

ボーカルを多用するプログレッシブな展開で、Infected Mushroomに匹敵する豊かな創造力を持つサイケデリックトランスデュオの最新作。南米のアーティストの間で人気な、短い間隔で多彩な変化を導入するスタイルと、確実なベースライン力で聴衆を魅了しています。

Skankizmという単語を調べても意味はわからないのですが、その単語が持つなんとも言えないアクセントが耳に残ります。冒頭のベースラインと変化のテクニックはまさに彼らの腕の見せ所です。

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サイケデリックトランスも、ハウスやテクノなどの他ジャンルを取り入れて日々進化しています。その進化の過程を見ているのもサイケを掘る楽しみの1つです!

 

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