Psykelopedia

サイケデリックトランスやゴアトランスの曲やアーティストをおすすめします。

最新曲!2021年4月編

どうもPsykeです。1ヶ月遅れですが4月のリリースをレビューしていきます。5月分もまたすぐ書いていきます。

4月分、まずはこの曲からいきましょう。

Timelock & Inner Sphere - Ascension。E-Clipに似た低音が先走る感じの序盤ですが、その後に付加されるミニマリスティックな効果音のセンスが絶妙で、加速度の維持に有効に役立っています。曲の途中でマグネティックっぽいプログレッシブなスタイルに乗り換えますが、その接続に無理がないのも素敵ですね。Protonicaに通じるセンスを感じます(なかなかいない)。

お次は最新のSmall Talk Seriesより、Breger - Ruhe Bewahren (Sneaky Voodoo Remix)です。

Sneaky Voodooの曲の特徴をまだ掴めていないのですが、この曲で気に入ったのは、5:00過ぎから始まるやや曇った立体感です。それまではマットで冗長的に感じられたベースラインが、その効果によって不思議と際立ち出します。金属の中で反射するような透明感ならFlorian MSKなどで知っていたのですが、この半透明感は新鮮でしたね。

次はこちら、Astrix - Sapana (Avalon Remix)。

He.Artに収録された作品のリミックスです。キックを深くしてベースは浅めにする感じとか、章節の末尾のベースを跳ね上げる効果とか、どこかVini Viciっぽさが感じられますAvalonはNanoでクラシックなサイケを作っているイメージが強かったので、意外な一面を知れたという感じですね。原曲のボーカルやメロディーも活かされていて、リミックスとしての義務も全うしています。

お次はこちら。

Median Projectのアルバムは既に一つ紹介済みですね。そのIn the Depths of Spaceはアルバムとしての鮮烈性がダントツでしたが、4月リリースの新アルバム「Another Galaxy」と比べると作品が全体的にギュルギュルしていました。音が丸くなって綺麗になったなーという印象を受けましたが、それを一番感じたのがこのトラック、Median Project - Starry Skyですね。In the Depths of Spaceで私が特に好きだったHeaven & Earthに似た空間性も維持されていて好感です。

最後はカナダに拠点を置くサイビエント・ダウンテンポ系レーベルAltarから、Red Sun Rising - Mrs Psychoです。

2分過ぎから始まる中途半端に浮いているような微妙なメロディーラインが特徴的。これは微妙かなーと思わせるのですが、その後の展開の中になぜかそのメロディーが有機的に織り込まれていき、壮大なエンディングへと展開していきます。そんなんありかと、一泡吹かされました。

 

行動は伴っていないですがまだまだ紹介したいアーティストやアルバムが無数にありますから、引き続き弊ブログを見守っていてください!