どうも、Psykeです。今回は「Astrix」を紹介します。
Astrix(アストリックス)はイスラエル出身のアーティストで、
最初に紹介したいのは、2016年にリリースした最新アルバム「He.art」で爆発的にウケた曲です。メロディーやリズムの連続性と変化の多様性、変換のうまさ、ボーカルを効果音に変える能力、雰囲気、疾走感。現代的なサイケデリックトランスに求められる全てを持ち合わせたような「上手いサイトランスの辞書」のような曲です。ぜひ一度聞いてみてください。
次に紹介したいのは、重厚感のあるドラムとベース、そして上昇する上層効果音を組み合わせた、シンプルイズベストを体現したフルオンサイトランスです。低音が非常に強く、とても音の構成がスッキリした曲です。無駄のないリズム感覚も Astrix ならでは。コラボしているPixelは曲のサウンドに鋭さを与えるのが得意。ランニングでこれを聴くと、確実にタイムが上がります。
次は、Astrixと同じく人気上昇中のDJ、Ace Ventura とのコラボ作品。フルオンを得意とするAstrix の速度感と、 有機的でプログレッシブなサウンドを得意とするAce Ventura の幽幻性、両者がせめぎ合う絶妙な仕上がりになっています。Astrix - He.artにおけるDeep Jungle Walk的な立ち位置にある、このアルバムのトレードマークソングとなっています。
次はこちら。Here & There同様、曲全体を通してフルオンサイトランスの速度感がとても心地よい一曲です。Astrixの最大の強みというべきポイントの1つが、絶妙なボーカルの残し方です。この曲では6:30から。メロディーやリズムの中にボーカルを融和させて行きます。最新の流行を取り入れたプログレッシブなサウンドでありながら、フルオンらしい速度感を維持してくれています。
最後は2018年の12月にリリースされた、Vini Viciとの初のコラボ作品です。Astrixはフルオントランス、Vini Viciはトライバルトランスと、全く畑が違います。しかしこの曲では、Astrixのブレイクの端部処理技術と、Vini Viciの回転力のあるベースラインが両方活かされています。双方の良さが最大限まで発揮された、驚くべきシナジーです。2:10の変化では、AstrixとVini Vici双方のボーカル設計力が相乗効果で効いています。
実はAstrixのアルバムHe.