Psykelopedia

サイケデリックトランスやゴアトランスの曲やアーティストをおすすめします。

超絶技巧の音の嵐【Klipsun】

サイケデリックトランスは、1980年代から続く、長い歴史を持ったジャンル。しかも、根本的な曲構成は昔と大きく変わっていません。

そんな音楽ジャンルでも、新進気鋭のアーティストは登場します。今回紹介するKlipsunは、サイケの新たな表現を模索しているアーティストです。

 

Klipsunとは?

Klipsun(クリップサン)はブラジル出身の若手アーティスト。本名はLucas Bonatto Diaz。作曲活動は2010年に始め、2015年、Zenon RecordsでPspiralifeの曲のリミックスを発表し、デビューしました。

彼のスタイルの特徴は、「マイクロ・エディット」と表現される、独特の超絶技巧です。サイケデリックトランスでは時に冗長なまでに連続性が重視されます。しかしKlipsunは、グリッチ・テクノなど様々なジャンルを取り入れ、無数の変化を曲の中に織り込みます。また、映画・小説の朗読をサンプリングし、緊張感のあるテーマで曲を展開します。

彼の表現的な超技巧を、ぜひ、ご賞味あれ!

 

Klipsun - Rage

宇宙やタイムトラベルをテーマにした映画「Interstellar」をサンプリングしています。

普通のサイケデリックトランスと同じ入りから、グリッチを多用して変化を演出。ベースの連続性と細切れのリズム構成の絶妙なバランスが、格別の緊張感を生み出します。

 

Perfect Stranger - W(Klipsun Remix)

先週リリースされた、ミニマルサイケの大御所Perfect Strangerの記念アルバムに入ったリミックス。Klipsun自身も、Perfect Strangerの影響を受けたとインタビューで話しています。

ただでさえ技巧的なアーティストが、さらに技巧を極めた一曲。メロディーやリズムの推進力も、とてもいい!

 

Klipsun - Back to Spectrum 76

Klipsunが初めてソロでリリースしたEPのうちの一曲。進行力を重視したRageやW Remixと比べると、より彼自身の表現性が出ています。

ここまでくると、完全な理解は不可能。ノるにしても、変化が多すぎます。ただ、彼の生み出す表現の嵐の中に、身を投じるしかありません。

 

技巧サイケが好きな方は、ぜひ、ゼノネスクサイケをチェックしてみてください!

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Klipsunが好きな人にオススメ!

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